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OpenAI Conversions APIとは?実装方法・イベント仕様・サーバーサイド計測を徹底解説【2026年最新版】

【最新動向】 OpenAI Conversions APIを活用することで、ChatGPT広告を含むOpenAI広告配信に対して、サーバーサイドからコンバージョンイベントを連携できるようになります。
📢 本記事の狙い

対象: ChatGPT広告・OpenAI広告の計測基盤整備を検討しているマーケティング担当者様、広告運用担当者様、サーバーサイド計測を検討されているご担当者様

目的: OpenAI Conversions APIを活用し、コンバージョンイベントを安定的に連携するためのサーバーサイド計測基盤の考え方と、今回開発したOpenAI CAPI連携モジュールの概要を解説します。

 

ChatGPTをはじめとする生成AIサービス上での広告配信が広がる中、広告成果を正しく計測するためのデータ基盤の重要性が高まっています。

 

ChatGPT広告では、会話の文脈に応じて広告配信が行われるため、従来の広告媒体と比べても1回1回の配信判断の精度が重要になります。

コンバージョンデータが十分に連携されない場合、広告成果を正確に把握するためのデータが欠損する可能性があります。そのため、ブラウザ計測だけに依存せず、サーバーサイド計測によって安定したデータ連携を行うことが重要です。

 

本記事では、OpenAI Conversions APIへイベントを送信するために今回開発したOpenAI CAPI連携モジュールの全体像と、実装時に押さえるべきポイントを解説します。


目次


第1章:なぜ今、OpenAI Conversions APIが重要なのか

OpenAI Conversions APIは、Webサイトで発生したコンバージョンイベントをサーバーサイドからOpenAIへ送信するためのAPIです。
ChatGPT広告を含むOpenAI広告では、購入・会員登録・リード獲得などのコンバージョンイベントをOpenAIへ送信し、広告成果の計測に利用するためのイベントデータを連携できます。

ポイント
ChatGPT広告では、会話の文脈に応じて広告配信が行われるため、1回1回の配信判断の精度が重要になります。コンバージョンデータが十分に連携されない場合、広告成果の計測に利用できるデータが欠損する可能性があるため、サーバーサイド計測による安定したデータ連携が重要です。

OpenAI CAPIは、サイト上で発生したコンバージョンイベントをOpenAI側へ連携し、oppref(OpenAI広告経由で付与される識別情報)やユーザー識別情報などを用いて広告との関連付けを行う仕組みです。

そのため、広告成果を正確に計測するためのコンバージョンデータを、欠損を抑えながら安定して送信できる計測基盤を整備することが重要になります。

第2章:今回開発したOpenAI CAPI連携モジュールの全体像

今回開発したOpenAI CAPI連携モジュールは、Web計測基盤から連携されたイベントを受け取り、OpenAI Conversions APIの仕様に合わせて変換・整形したうえで、OpenAIへAPIリクエストを送信するものです。

イベント名の変換、データ形式の整形、ユーザー情報の付与、oppref(OpenAI広告経由で付与される識別情報)の連携、イベントIDの設定などをサーバーサイドで一元的に実施することで、OpenAI Conversions APIの仕様に準拠したイベント送信を実現します。

OpenAI Conversions API(OpenAI CAPI)のサーバーサイド計測とイベント連携の全体構成図
📌 主な処理内容

OpenAI CAPI連携モジュールでは、イベント名の変換、カスタムイベント名の正規化、data.typeの自動判定、opprefの付与、メールアドレスのSHA-256ハッシュ化、IPアドレス・User-Agentの付与などを行い、OpenAI Conversions APIの仕様に沿ったイベントを生成します。

📌 OpenAI CAPI連携モジュールの役割

ブラウザ計測の制約下でも、サーバーサイドからOpenAI Conversions APIの仕様に沿ったイベントを生成・送信できるよう支援します。  

第3章:イベントをOpenAI標準イベントへ変換する

OpenAI CAPI連携モジュールでは、Web計測で一般的に利用されるイベント名を、OpenAIの標準イベント名へ自動変換します。

元イベント名 OpenAIイベント名 用途
page_view page_viewed ページ閲覧
view_item contents_viewed 商品・コンテンツ閲覧
add_to_cart items_added カート追加
begin_checkout checkout_started 購入手続き開始
purchase order_created 購入完了
generate_lead lead_created リード獲得
sign_up registration_completed 会員登録
subscribe subscription_created サブスクリプション登録
start_trial trial_started 無料トライアル開始

標準イベントに該当しないイベントは、customイベントとして送信します。その際、OpenAIの仕様に合わせてイベント名を正規化します。

英数字・アンダースコア・ハイフンのみ許可
先頭・末尾は英数字になるよう補正
最大64文字までに切り詰め
標準イベント名やcustomとの重複を回避

第4章:ユーザー情報とopprefの取り扱い

OpenAI CAPIでは、イベント情報に加えて、ユーザー識別に利用できる情報を必要に応じて送信できます。

OpenAI CAPI連携モジュールでは、取得できる場合のみ以下の情報をuserオブジェクトとして付与します。

📧 メールアドレス

小文字化・前後空白の除去を行ったうえで、SHA-256ハッシュ化してemail_sha256として送信します。

📍 IPアドレス

サーバーサイドで取得できるIP情報をip_addressとして送信します。

🖥 User-Agent

ブラウザや端末情報をuser_agentとしてそのまま送信します。

opprefについて
opprefは、OpenAI広告経由で付与される識別情報です。取得できる場合は、OpenAIの仕様に従いイベント直下へ付与します。OpenAI側では、この情報とユーザー識別情報を組み合わせ、コンバージョンとの関連付けに利用します。

第5章:重複排除とイベントID設計

OpenAI PixelとConversions APIを併用する場合、同じコンバージョンイベントがブラウザ側とサーバー側の両方から送信される可能性があります。

 

このとき、Pixel側のevent_idとCAPI側のidを一致させることで、OpenAI側で同一イベントとして認識し、重複排除を行えます。

重複排除の基本設計

Web Pixel
event_id: abc123
CAPI
id: abc123

OpenAI PixelとOpenAI Conversions APIを併用する場合は、両方で同じイベントIDを送信することで、OpenAI側で同一イベントとして認識され、重複排除が行われます。

第6章:実装時の注意点

OpenAI CAPIをサーバーサイドで実装する際は、以下の点に注意が必要です。

📌 source_urlは必須

action_sourcewebの場合、source_urlは必須項目です。通常はWeb計測基盤から受け取ったページURLをそのまま利用します。

📌 同意管理・プライバシー対応

メールアドレスやIPアドレスなどのユーザー情報を送信する場合は、各社のプライバシーポリシー、同意管理、社内ルールに沿って実装する必要があります。

第7章:まとめ

今回開発したOpenAI CAPI連携モジュールは、Web計測基盤から受け取ったイベントをOpenAI Conversions APIの仕様に合わせて変換し、サーバーサイドから安定的に送信するための仕組みです。

 

ChatGPT広告では、広告成果を正確に計測するために、コンバージョンデータをできるだけ欠損なく連携することが重要です。サーバーサイド計測によってコンバージョンデータを補完しやすくすることで 、より安定した計測基盤の構築につながります。

 

OpenAI CAPIを活用することで、購入・会員登録・リード獲得などのコンバージョンイベントをOpenAIへ連携し、広告成果の計測に利用するためのイベントデータを送信できるようになります。

 

今回ご紹介したOpenAI CAPI連携モジュールは、OpenAIの公式仕様をもとに、社内での技術検証(PoC)として設計・開発を行ったものです。

今後もOpenAIのアップデートを注視しながら、サーバーサイド計測に関する技術的な知見を深め、その内容を継続的に発信してまいります。

おわりに

CARTAでは、プライバシー保護と計測精度の維持を両立するため、サーバーサイド計測を活用した次世代の広告計測技術の検証を日々進めています。 今後もOpenAI広告をはじめとする新しい媒体仕様や、計測基盤に関する検証結果について、継続的にナレッジを発信していく予定です。

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